スウェーデンのスポーツ活動は季節によって変わります。また、北部やラップランドでは、中部や南部と比べて春夏の訪れが遅くなります。同じ4月でも、南部のハッランド県やスコーネ県では、ヨーロッパでもトップクラスのコースでゴルフが楽しめる一方で、北部ではまだスキー場がオープンしています。
言うまでもなく、スキーはスウェーデンのビッグスポーツです。それを反映して、スウェーデンの北部には多くのスキーリゾートが点在しています。スウェーデンのスキーリゾートは、最北部の北極圏内にあるリックスグレンセンから、北西部を背骨のように貫くスカンディナヴィア山脈に沿って南下し、最後に東に曲がってダーラナ県にまで広がっています。
Idre Fjäll Winter adventure a cut above the ordinary.
公式サイト www.idrefjall.com
Nisse Schmidt/sportbild.se | Bengt-martins.se |
Sälen Six ski resorts located around four ski systems.
公式サイト www.skistar.com/en/salen/
Maria Ragnarsson/skistar.se |
Tärnaby and Hemavan – Go heli-skiing and other exciting activities – dog-sledding, snow-scooter safaris etc.
公式サイト hemavantarnaby.se/en/
mittlivsstil.se |
Vemdalen – Proximity, Snow Assurance and Family Friendliness.
公式サイト www.skistar.com/en/Vemdalen/
Per Eriksson/skistar.se |
Åre – Northern Europe´s leading alpine sport resort In the company of the ski resorts Aspen, St Moritz, Verbier and Whistler, Åre has been ranked as one of the best ski resorts in the world. And it’s not just the skiing that keeps people coming here, this place is well known for it’s sizzling nightlife.
公式サイト www.skistar.com/en/Are
ストックホルムでは手軽にサイクリングを楽しむことができます。自転車のレンタルは「シティバイクス」が簡単で便利です。スカンディクールなストックホルムのデザイナーショップに立ち寄りたければ、地元流に自転車で行くのがおすすめです。ストックホルムの海岸沿いに建ち並ぶカフェにふらりと立ち寄ってフィーカ(スウェーデンの「コーヒーブレーク」)はいかがでしょう。フィーカには伝統的なイタリア製自転車とマニア好みのお菓子を、という方は、ノルランド通り20番のビアンキ・カフェへどうぞ。
Henrik Trygg/imagebank.sweden.se | sthlminfo.se |
スウェーデンの西海岸に面したヨーテボリもシティーサイクリングにうってつけです。華麗でコンパクト、アールヌーボーの建築が建ち並ぶこの運河の都市は、19世紀風の足蹴り自転車「ベロシペード」の天国なのです。科学センター「ユニバーザム」、北欧最大のアミューズメントパーク「リセベリ」、デザインミュージアム「ルスカ」などの多くの観光スポットに加えて、活気溢れるカフェ文化やレストランシーンが、自転車で快適に回れる範囲に集まっています。ヨーテボリの自転車レンタルについての詳しい情報は、こちらをクリックして下さい。
goteborg.com | vastsverige.com |
自転車を使えば、マルメの見どころを1日で全部回ることもできるでしょう。でも、それはあまりいい考えではありません。どこも自転車を降りるだけの価値があるからです。たとえばターニング・トルソは、スカンディナヴィアで最も高い建物で、この超高層マンションは、ありえないほど捻れて回りながら上へ伸びていっています。こんどはぐっと目線を下ろして地上を見れば、メーレヴォンゲン地区には小さなショップや各国料理のレストラン、カフェが軒を連ねています。美術館がお好みなら、マルメヒュース城の辺りにハンドルを向けましょう。近代美術館で思いきり現代を楽しんだり、新しく開発された西部港湾地区を訪れたりはいかがでしょう。
stromma.sestromma.se |
本物の冬の冒険をお望みですか。それなら、スカンディナヴィア山脈のフィアーレンや、北極圏のラップランドで自分だけのアラスカンハスキー・チームを走らせるほどリアルな異国体験はありません。まさに手つかずの自然。オーロラと白夜の国。そして、ハスキーと親友になれる場所でもあります。 自然を肌でスウェーデンで犬ゾリは始めるなら、スカンディナヴィア山脈のスキーリゾートがおすすめです。多くのスキーリゾートでは(もちろんスキーもできますが、それ以外にも)インストラクターの付いた短距離の犬ゾリ旅行が体験できます。これで慣れてくれば、運転手つきの数日旅行や活動センターを予約するのがよいでしょう。 スカンディナヴィア山脈の白い荒野を犬ゾリで駆け抜けるほど、自然を肌で感じられるものはありません。雪に覆われた森を抜け、凍った平原や湖、山々を横切っていきます。スウェーデンのこの地域の美しさとソリを牽くハスキー犬のすばらしさを体験してください。犬たちはこの仕事のために育てられていて、1日に15〜40キロを走ります。運がよければ、トナカイやクズリ、ホッキョクウサギに出会えます。なかでも幸運な人は、ホッキョクギツネの珍しい姿を見ることもできます。
Fredrik Broman/imagebank.sweden.se | www.aresleddog.se |
Markus Aalatalo/Swedishlapland.com | Henrik Trygg/imagebank.sweden.se |
マラソンはスウェーデンでは人気のスポーツで、年間を通して大きな大会がいくつも開かれています。ストックホルムで夏のスウェーデンを楽しむなら、6月のストックホルム・マラソンに参加してはどうでしょう。ほかにも、5月にヨーテボリでハーフマラソンがあります。これも、スウェーデンで最も魅力的な都市のひとつを楽しむすばらしい方法です。しかも、いい運動になります!
Stockholmmarathon.com | Stockholmmarathon.com |
Stockholmmarathon.com | Stockholmmarathon.com |
申し分のないおだやかな気候の下でのんびりラウンドしているところを想像してください。暑すぎず、寒すぎず……。スウェーデンではいろいろな気候でゴルフを体験できるので、このスポーツを楽しむにはうってつけです。スウェーデンには480以上のゴルフコースがあり、会員数も46万人へと急増しています。ストックホルムから近いブロホフ城や、南部のバルセベックGCC、西海岸のハルムスタッドGCといったチャンピオンコースもあります。スウェーデンの地理や地形はゴルフに最適で、険しい海岸線から削りだしたようなコースや、巨大な森を貫いて川の流れとともに進むコースなど、変化に富んだ風景を楽しむことができます。
Parter Corden/Visitsweden.se | golfsweden.se |
golfsweden.se | bjorkliden.com |
/bjorkliden.com | Markus Alato/bjorkliden.com |
ラップランドのヨーロッパ最後の荒野に、伝説の「王様の散歩道」があるのをご存じですか? ぐっと穏やかな南部のブレーキンゲ県、スコーネ県、ハッランド県はどうでしょう。東へ向かえばバルト海に浮かぶゴットランド島、西海岸や周辺の群島にも、たくさんのトレッキングコースが揃っています。 国中に広がる400近いハイキングコースは、わかりやすい表示のあるものが大半で、350もの手入れの行き届いたホテル、山の家、山小屋などが散らばっています。運営しているスウェーデン観光協会(STF)は、ハイカーを初め、スウェーデンのすばらしいアウトドアを楽しみに来る人びとにとって、大切なリソースとなっています。
Chad Blakley/swedishlapland.co.uk | swedishlapland.co.uk |
Sara Ingman/imagebank.sweden.se | Peter Rosen |
王様の散歩道は、アビスコ公立公園からヘマヴァンまで400キロ近く続く、ハイカーにとっては夢のコースです。野性味溢れる山々の景色、音をたてて流れる小川、白い波を運ぶ川、広がる高山台地。スウェーデンのラップランド地方やユネスコ世界遺産となったラポニア地域には、サレックやアビスコを含め、夢に出てくるような、自然のままの国立公園がネットワークで結ばれています。スウェーデンには全部で29の国立公園があって、国内の東西南北に広がり、すべて立ち入り自由になっています。 スウェーデン中央部のダーラナ県では、ヴァーサロペットの道に沿って立派なトレッキングコースがあります。春、夏、秋に訪れればハイキングが、冬ならクロスカントリースキーを楽しむことができます。 さらに気候の温暖な南部では、ブレーキンゲ県、スコーネ県、ハッランド県のコースをチェックしましょう。さらに南の「ジョン・バウアーの道」や「移民の道」は、スモーランド県のテーマトレールを代表するものです。 西では、ぐっと宗教的な気分になって「巡礼の道」を歩くことができます。 スウェーデンでは、国民のアクセス権が憲法で保証されています。そのため、周囲の環境を乱しさえしなければ、国中のどこへでも行くことができるのです。