冬の雪がとけると、いっせいに春がスウェーデンにやってきます。春の花、ユキワリソウやブルーベルなどが咲き乱れ、陽気な鳥たちは冬のバカンスを終えてアフリカから戻ってきます。そうして、息を呑むほどに美しい新緑がスウェーデン全体を包むのです。スウェーデン人にもその変化はおとずれます。冬が終わり、陽気のよい春の日が来ると笑顔いっぱいのエネルギッシュなスウェーデン人たちで街はあふれます。その顔その体いっぱいに日光を浴びながら。
4月末日には、バイキング時代に戻って火を焚き、ヴァルボリのお祭りで春の訪れを祝います。国王カール16グスタフのお誕生日でもあるこの日は、青と黄色の美しい国旗があちらこちらで掲げられます。スウェーデン人は、自国のこの国旗が大好きで大変誇りに思っています。
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旅行者にはあまり知られていませんが、地元ストックホルムっ子たちから愛される桜の木が王立公園にあります。春の訪れを知らせるかのように、毎年美しい花をつけ公園をやさしい桜色に染めます。
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桜を鑑賞しながら名物アイスクリームを食べたり、フィーカ(午後のお茶)を楽しむ大勢の花見客が見られます。日本の桜に匹敵するくらい美しい桜を、北欧の首都ストックホルムでも見ることができます。運がよければ、日本でのお花見が終わった後にその年2回目のお花見はいかがですか?
ヨーテボリ植物園は、スウェーデン最大にしてその面積430エーカー、東京ドーム約37個分の広さです。そして、そのほとんどが自然保護区に指定されています。植物園内にある40エーカーの庭園では、約16,000種類の植物もの育てられています。
ヨーテボリ植物園は、植物愛好家だけではなく、だれもが楽しめる憩いの場所です。ここでは、草花や緑の自然美だけでなく、静かでおだやかな時間の流れも楽しんでみてください。、森林浴しながらの散歩や、広い芝生でのピクニックなどはいかがですか。ヨーテボリに来たら、一度は訪れてみたい場所です。
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