Bengt Oberger

ヨクモックのアイッテ-山岳とサーミ博物館  Ájtte museum

 

サーミ博物館「Ájtte」はサーミ語で、スウェーデン語では「Fjäll」と言います。日本語に訳すと「山の博物館」。この博物館は、「山のサーミ」と呼ばれていたトナカイ遊牧民サーミについて展示した、スウェーデン屈指のサーミ博物館です。ヨクモックは、現在スウェーデン・サーミの首都といっても過言ではないコミューンです。その中で、Ájtte museumは、博物館を超えて、多くの人にサーミの文化を発信させる文化センター機関になりつつあります。

 

サーミ博物館Ájtte, Folke Hansén

 

まずは、入口に展示されているサーミテント(Dauta)に圧倒されます。中に入って、トナカイの毛皮の上に座って、自然とともに生きて来たサーミの人たちの息吹を感じてみてください。歴史、民俗学、自然など各テーマの部屋に別れて、見ごたえのある空間を作り出しています。(英語解説ガイドのオプションあり)

 

サーミ博物館

Visitsweden.se Photo: © Kalle Jonasson-Collberg

 

 

博物館のミュージアムショップとレストラン

この博物館の魅力は、展示内容の充実はもとより、ミュージアムショップのクオリーティの良さ、そして、レストランにもあります。
実は、サーミの伝統的な工芸品やデザインを購入することは、スウェーデンの普通の観光地では結構困難…。でも、このミュージアムショップでは、サーミ関連の書籍から小さなかわいいサーミの伝統小物、素敵な錫製のアクセサリーにいたるまで、素敵なお土産が見つかります。

 

博物館に併設されたレストランは、実は、Jokkmokkに住む人たちの憩いの場。隣接するサーミセンターの学生たちや村の人々で、ランチタイムはいつも賑わっています。博物館を鑑賞したあと、サーモンのサンドウィッチやサーミの郷土料理トナカイの煮込みなど頂いて、ゆっくりサーミの文化に触れることもおすすめです。テーブルにともしてくれるロウソクが心を温かくしてくれます。

サーミ博物館 Noriko Hasegawa

 

サーミ博物館 Noriko Hasegawa

 

Ájtte Museum

公式サイト:Ajtte.com (英語〉
住所:Kyrkogatan 3 SE-962 31 JOKKMOKK
電話:+46 971-170 70
Email: 
info@ajtte.com

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