ノルショーピン

石畳を走る路面電車。ノルショーピン市内を流れる美しい河川や歴史を感じさせるレンガ作りの建物たち。そんな風景が魅力的なこの街はスウェーデンの重工業の拠点として1600年代から発展を続けてきました。現在はリンショーピン大学(Linköpings Universitet)のキャンパスもあり、アカデミックな都市としての表情も見せています。場所はストックホルムから電車で一時間程度、オシュテルヨートランド(Östergötland)地方に位置しています。

ノルショーピンの観光スポット

ノルショーピンシンフォニーオーケストラ(Norrköpings　Symfoniorkester)は100年以上の歴史を持ち、その演奏は国際的に高い評価を得ています。またコンサートホールも美しい造形であり、聴衆の気分を盛り立ててくれます。アカデミックな旅が好きな人にはビジュアライズ美術館(Visualiseringscenter C)や工業史美術館(Arbetets museum) がお勧めです。前者は最先端の科学技術を分かりやすく、美しい展示とともに知ることが出来ます。こちらはエンジニアリングの分野で有名なリンショーピン大学との協力関係にありその展示内容の正確さはお墨付きです。後者は中世からのスウェーデンの工業化の歴史を勉強出来ます。中世から残る美術館の建物は北欧らしいシンプルな美しさの代表とも言えるもので、是非とも訪れてほしい場所の一つです。

四季のイベント

毎年８月中旬に開催される八月祭(Augustifesten)は街のみんなで盛り上がるお祭りです。社交ダンスや屋台に遊園地 、野外ステージではお年寄りから子供までロック・ミュージックを楽しみます。最後の橋から見る花火は素晴らしい思い出になること間違いなしです。また９月の終わりにはカルチャーナイト(Kulturnatten)と呼ばれる日があり、先ほど述べた工業史美術館を無料で入場出来る上、ビンテージバスに乗って市内バスツアー楽しむことや、ナイフ作りなど伝統的工芸の体験や購入などが可能です。ただし夏の間は気候が不安定なので、雨の準備をしておくことをお忘れなく。
 

アクセス

オススメは電車の旅で訪れること、時間も節約でき、道中の風景も楽しむことが出来ます。

以下はスウェーデン鉄道会社SJの車両を使用した場合の参考時間です。

ストックホルムから….１時間２０分

ヨーテボリから……….２時間45分

マルメから……….…….3時間

市内での移動は基本的には徒歩で十分です。 路面電車やバスに乗りたい場合はオシュテルヨートランドの旅行カード(Resekortet)をノルショーピン駅で購入する事ができます。カードを購入しチャージをすれば準備完了です。

公式サイト：ノルショーピン公式観光サイト