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スウェーデン語

スウェーデン語は北ゲルマン語群のひとつで、スウェーデンの国内外でおよそ1,000万人が話している言語です。フィンランドではスウェーデン語が公用語とされており、30万人近い人々がフィンランド・スウェーデン語を母国語としています。スウェーデン語の起源は、ヴァイキング時代にスカンジナビア地方で共通の言語として話されていた古ノルド語です。一般的に、ノルウェー人、デンマーク人、スウェーデン人は互いの言語を理解することができます。ところが東側の隣国フィンランドでは、フィン・ウゴル語派を起源とするまったく別の言語を話しています。


 

スウェーデン語のアルファベット

スウェーデン語のアルファベットは、ラテン式アルファベットの26文字に「Å」「Ä」「Ö」の3つの文字を加えた29文字です。多くの言葉はドイツ語かフランス語、のちには英語に由来するものです。ただし多くの場合、スウェーデン語の綴りに変わっています。

Svenska
 

スウェーデン語のステータス

2009年6月1日に新たな言語法が導入され、スウェーデン語はスウェーデンの公用語となりました。それ以前は、すべての行政機関や大半の教育機関で使用していたにもかかわらず、奇妙なことにスウェーデン語は法的には公用語とされていませんでした。新しい法律では、すべての安全の手引きと製品情報をスウェーデン語で記載することと、通常の学校教育においてはスウェーデン語を使用することが定められています。

この法律では、スウェーデンに存在する5つの少数民族の言語(フィンランド語、サーミ人のすべての方言、トルネ谷周辺で話されるフィンランド語(メアンキエリ=meänkieli)、ロマ語、イディッシュ語)についても保護しています。これらの語族のいずれかに属する両親を持つ子供たちは、たとえ母国語でないとしても、その言語を学習する権利を与えられています。スウェーデンの手話も少数民族の言語と同様の地位を与えられていて、耳がまったく聴こえない子供や聴覚障害のある子供とその家族は、手話を学ぶ機会を与えられます。

スウェーデン語

 

スウェーデン国内で話されているその他の200近い言語についても、言語法が適用されます。すべての人は母国語を使用する権利を有すると法律で明言されているため、たとえば職場において特定の言語の使用を禁じることなどはできません。移民の両親を持つ子供は、母国語教育を受ける権利を法律で認められています。ほとんどのスウェーデン人は、母国語を話すことが最も気楽であると感じていますが、英語が堪能で、積極的に話すスウェーデン人は多いのです。

 

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